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料理人なびお
元料理人・現WEBディレクター
元和食料理人で、3年間で現場実務・店舗集客を経験。その後、未経験転職でWEB系企業に就職し、現在に至ります。

料理人・調理師に必要な体力とスタミナが求められる理由

当サイトはPRを含みます。

料理人・調理師は肉体労働で体力に自信がないひとしか続けられないイメージがあるのではないでしょうか。

  • 料理人・調理師に求められる体力
  • 求められる体力の種類
  • 体力を安定して維持するためのポイント
目次

料理人・調理師が体力勝負な理由

料理人は他の職業と比較しても肉体的にハードワークな仕事であることは言うまでもないでしょう。

身体を動かすことなら、スポーツ選手とまではいかないものの、同じくらいの負荷が肉体にかかってくることがあります。

料理人の体力がなぜそれまでに削られるのか見ていきましょう。

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ずっと立ちっぱなし

料理人や調理師は労働時間の8時間をほぼ立ちっぱなしの状態で仕事をします。

さらに、お店の営業時間は8時間で収まることなく12時間にものぼることがあるので、長時間の足への負担が計り知れまsん。

  • 足への負担
  • 腰への負担
  • 首への負担

仕事の終わりには足全体から腰にかけて疲れが溜まっているのがわかるくらい消耗してしまうので、基礎的な足腰の強さという意味の体力が必要になります。

調理場の環境が過酷

料理店の調理場は調理の熱や湿気でボイラーのような状態になっています。

さらに夏場などは蒸し暑さが増して体力を確実に奪っていきます。

  • むんむんした熱気
  • 全体を包み込む湿気
  • 人との感覚が狭い

調理場のスペースが限られているため、人との間が狭くなり動きにくいだけでなく、一緒に働く人の体温が伝わってくることもあります。

炒め物を中心に料理を提供しているお店は、熱気や蒸気に耐えうる体力をつける必要があります。

同僚とのせめぎ合い

調理場が狭いとなると人の動きが制限されて思ったようなあ動きが取れないことが多いです。

  • 先輩の邪魔をしないように場所を開ける
  • 体同士がぶつからないように気を配る
  • 後に人がいないか常に確認する

人との干渉を避けてぶつからないようにすると、無理な体勢で作業することになり体力が奪われやすくなります。

料理人なびお

狭い空間で丁寧な調理をしなければいけないので、体力とメンタルの両方を消耗しちゃうんです…

常に忙しさに追われる

人気の飲食店となると常に動き続けないといけないほど仕事の忙しさに追われます。

ただでさえ動き回る仕事で体力が奪われる上に、さらに急いで作業をするので余計に体力を持っていかれます。

  • ピーク時のオーダー殺到
  • 帰ってくる皿の洗浄
  • とめどなく溢れる追加注文

肉体的な疲労に加えて、忙しさによってメンタルも削られていきます。

深夜まで営業する

業態にもよりますが、居酒屋などお客さんが営業終了後も滞在しがちなお店であれば、閉店する時間も遅くなります。

日付が変わるまで営業するお店も少なくないでしょう。

営業時間は忙しく勤務し、さらに長時間の労働を夜遅くまで行うので相当な体力が奪われるでしょう。

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体力をつける為のポイント

トレーニングをする料理人

料理人の体力を持続させるには、二つの考え方があります。

  • トレーニングで体力をつけてスタミナを増やす。
  • 体力を温存して長時間の勤務にたえられるように調整する。

適度な筋力トレーニングを継続する

日々夜遅くまで働く料理人にとっては、たとえ少しの運動量でも継続させることは簡単ではありません。

また飲食店は肉体労働なのでスポーツ系の運動が必要ないと考える人も多くいます。

  • 普段、調理場で動いているから運動はできているだろう
  • 毎日遅くまで肉体を酷使しているので筋力は衰えていないだろう
  • まだまだ調理場で動けているから体力には問題がないだろう

たとえ調理場でしっかり働けていても、職場で使う筋肉とは別の筋肉が衰えているという場合があります。

適度な運動を心がけて、料理人として使っている筋肉とは違う筋肉もトレーニングして、飲食人としての現役生活を長く保つことが必要になります。

十分な睡眠をとる

飲食業界で8時間ぐらいの十分な睡眠をとることは簡単ではありません。

現実的にはやらねければいけない業務内容やお店の業態によって、寝る時間を取れないくらい働かなければいけない人が大半です。

理想的には7〜8時間の睡眠が最低でも摂りたいところです。

体力を温存する為のポイント

疲れを取ることも大切ですが、同時に疲れを溜めないことも重要です。

屈伸をする

特に料理人は立ちっぱなしで作業する時間が長くなります。

そのため、常に棒立ち状態になることが多いので必要な筋肉の動きが制限されることになります。

STEP
ストレッチング

立ち上がって、両手を上に伸ばし、指先を天井に向けます。このとき、腕を頭の後ろに引き、背中を伸ばしましょう。このポーズで、脚を開いて肩幅に立ち、ゆっくりと深呼吸します。

STEP
膝を曲げる

両足を肩幅に開いたまま、膝を曲げます。両手を膝の上に置き、膝を押し下げるようにします。このポーズで、背中をまっすぐに保ち、お腹を引っ込めるようにします。

STEP
膝を伸ばす

膝を曲げたまま、ゆっくりと膝を伸ばします。このとき、両足のかかとを地面にしっかりとつけ、足裏を床にしっかりと押し付けましょう。

STEP
足首の回し運動

右足を上げて、足首を左右に回します。10回ほど繰り返しましょう。その後、左足でも同じように行います。

STEP
足首を曲げる

床に座って、右足を伸ばします。右足首を左手でつかみ、右足を引き寄せます。このとき、左手で右足首を押さえて、ゆっくりと右足首を曲げます。5秒ほどこのポーズでキープしましょう。その後、左足でも同じように行います。

こまめに水分を取る

調理場では高温多湿の状況になることが多いので、気づかないうちに体力が奪われていっていることが日常茶飯事です。

忙しすぎてゆっくり水分補給できないがために、より疲労が体に蓄積されやすいサイクルに入ってしまいます。

また水分が体から出ていくことで集中力も落ちてくるので、短時間で終わる調理がスピードダウンで余計に時間がかかってしまいます。

休憩時間に仮眠を取る

軽い睡眠はパワーナップと言って体力をや集中力を回復するのに役立つでしょう。

短時間でも目を閉じるだけでも眠気が和らぐこともあるようです。

飲食店では8時間労働の場合は少なくとも45分の休憩が与えられるはずなので、20分など短時間でもいいので軽く眠ってみるのがおすすめです。

炭水化物を摂りすぎない

炭水化物の取り過ぎは急激に血糖値を上げてしまうため、眠くなります。

体がだるく感じるので体力が奪われたような感覚を感じる人もいるでしょう。

飲食店では賄いが提供されることが多いので、食べるものの管理をするのは大変です。

  • 自分だけご飯少なめにする
  • おかずを多めに食べる
  • ゆっくり噛んで食べる
料理人なびお

白ごはんやパンなど糖分が多い食べ物を一気に食べると、急に耐えられないような眠気に襲われますよね。
食べ物を一度見直してみるのがいいかもしれないです!

少し工夫をするだけで眠気を抑えて、午後や夜の部でも動けるような体力を蓄える工夫ができます。

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