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料理人なびお
元料理人・現WEBディレクター
元和食料理人で、3年間で現場実務・店舗集客を経験。その後、未経験転職でWEB系企業に就職し、現在に至ります。

飲食業界のよくある退職理由とスムーズに辞める為の説明の仕方

当サイトはPRを含みます。

飲食業界では人材の流動性が激しく時には退職時にトラブルが発生することも珍しくありません。

飲食店でのよく聞かれる退職理由から揉めないようにするための注意点などをご紹介。

この記事でわかること
  • 飲食店の従業員のよくある退職理由
  • 飲食店を退職を切り出す時の退職理由
  • 退職する際の注意点
目次

ポジティブな退職理由

厳しい飲食業界ながらも、目標を掲げて働けている人は前向きな理由で転職していきます。

常にポジティブな理由で退職できることは難しいですが、それでも今後のキャリアアップを見据えた理由での退職の方が気持ちよく次のステップにいくほうが望ましいでしょう。

さらなる成長の為の退職

料理人として、新しい調理技術を獲得するということは、個人の成長に直結する部分となります。

さまざまな調理の動きやノウハウを蓄積することで、調理師としての人材価値もアップするでしょう。

  • 老舗のお店で働いて、職歴を良くしたい
  • 企業の直営店で、安定したお店で、昇給を狙いたい
  • 人気の個人店で、独立のための営業ノウハウを学びたい

「新しい技術や知識を身につけたいので新しいステップに進みたいです。」

という、前向きな退職理由であれば、店長でも前向きに送り出してくれるでしょう。

もしくは、先に新しく働くお店から、内定通知をもらってから、お店に退職理由を伝えるのが、一番スムーズです。

「新しい職場が決まり、次のステップで成長したいので、退職したいです。」

とストレートに伝えると、すでに内定が出ているので、退職の説得力が増します。

さらにステップアップできる、飲食求人を探して、先に内定をもらってから、お店に退職理由を伝えていきましょう。

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飲食店開業の為の退職

自分のお店を持つということは料理人としは皆が掲げる目標の一つではないでしょうか。

晴れて開業をするにあたりお店を卒業するという名目で退職するかたちになります。

独立開業を積極的に応援しているオーナーに恵まれれば、退職の際に祝福してもらえるでしょう。

飲食店では横のつながりが幅を利かせる業界でもあるので、退職した後も過去の勤務先と良好な関係を構築しておくことをおすすめします。

キャリアアップの為の退職

将来のキャリア設計は飲食業界に関わるすべての従業員にとって非常に重要です。

飲食店の従業員には昇進や退職など、さまざまなことが起こります。

次のステップに進む為の理由であれば、退職理由の説明も引け目を感じることなく話せるでしょう。

  • 高級店で働いてみたいため
  • お店で学ぶべきことは一通り学び尽くしたため
  • 自分のお店を保つための独立準備を進めるため

仮にネガティブな理由による退職であっても上記のようなキャリアアップに結びつけた退職説明であれば、上司に違和感を与えることなく意思表明をすることができます。

「新しい技術を学べる場所を探したい。」

「普段の働き評価+お店売上のインセンティブを給料に反映してくれるお店がいい。」

「20代の若手からでも、マネジメント経験を積ませてくれるお店で働きたい。」

40代以降の選択肢を増やすにも、若い頃の経験やキャリアアップが不可欠です。

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他飲食店からの引き抜きによる退職

飲食店の人材獲得方法として知り合いや友人からの紹介というのも少なくありません。

求人媒体で募集をかけるにしても全く知らない人物を面接だけでお店にフィットするのか判断することが非常に困難です。

信頼のおける人物からの紹介であれば、一定の調理レベルや人間性を備えた人材にアプローチできる点が大きいです。

異業種転職の為の退職

飲食業のスキル一本だけでキャリアを築くのは難しい環境になりつつあります。

営業やマーケティングの知識をつけるために異業種転職する元料理人も増えつつあります。

自分のお店を開業することを見据えて必要なスキルを転職によって獲得する方法も一般的です。

異業種転職で選択肢を増やすために退職するのもポジティブな動機と言えるでしょう。

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ネガティブな退職理由

飲食店に限らず、現状に対するネガティブな理由があるから退職するケースがほとんどではないでしょうか。

飲食業でよく聞く退職理由を見ていきましょう。

人間関係悪化による退職

外食産業は非常に競争の激しい市場です。

生き残るために時には人間関係を犠牲にしてしまう可能性があります。

スタッフの幸せよりも収益を優先せざる負えないことがあるかもしれません。

人員削減により一人当たりの作業量が多くなり、結果的に人間関係の悪化につながります。

今だに飲食業界特有の上下関係が理由で離職するスタッフがいるのも事実です。

  • 店長とアルバイトスタッフ
  • 寿司屋と寿司職人
  • 個人店オーナーと共同経営者

飲食業での上下関係は昔からの古い式たりや習慣が今だに残っていることがあります。

これは本来あるべきから外れる可能性があり、その結果、顧客サービスや従業員の定着に問題が生じます。

体力の限界を感じたため

飲食の過酷な労働に耐えかねて、仕事を続けられなくなる人も少なくありません。

  • 水分補給もままならないほど動き続ける
  • 常にMAXスピードで動き続ける
  • 温度変化の激しい環境で動き続ける

身体能力は、もともと備わっている個人差の部分が大きく占めるので、一度限界を感じると料理人として働き続けることは難しいと考えるのが普通でしょう。

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閉店・廃業による退職

飲食店の倒産・廃業率は他産業のそれを見ても高いものになっています。

例え働く環境が整備された飲食店でも繁盛するとは限りません。

逆に労働環境が過酷なお店が生き残ることもあるでしょう。

働く先が閉店。廃業することで転職せざる負えない状況になることもあります。

長時間労働による退職

飲食店では遅い時間しているかも他店舗との差別化になります。

昼はランチで対応し、夜は単価の高いメイン料理で勝負するところも多いため、労働時間が長くなることが多いです。

後片付けや会計計上なども考えると、所定の時間内での対応が難しい局面もあります。

常に忙しく動いている上に長時間労働となると長く勤務することが難しいと考えるのも無理はないでしょう。

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異常な忙しさによる退職

飲食店での勤務は決して人気のある業態とは言えません。

お店の悩みの種の一つとしてアルバイトスタッフや正社員の求人申し込みがなかなか集まらないといった声も多く聞こえてきます。

人員が圧迫されれば全てのオペレーションの負荷が1人のスタッフに重くのしかかり、忙しい状態を生み出すことにもつながります。

人手不足が理由で店舗運営ができなくなるというのはよくある話です。

昇給なし・低賃金による退職

長引く不況や飲食業界の動向により、店側はスタッフの昇給に慎重な姿勢を見せています。

どれだけ一生懸命働いて結果を出したとしても、お店自体の売上が伸びなければ給与アップに踏み切ることは難しいです。

なので店長や店舗管理のマネジメント層の責任は、人気店を作ることと維持すること。

さらにスタッフの給料を上げるためにさらに収益性を高めるといった施策が必要になってきます。

このような多くの課題をクリアできる飲食店はそう多くないのが現実です。

パワハラ・セクハラによる退職

飲食店でのパワハラは職場で発生するセクシャルハラスメントの一種。

昔からのしきたりや文化の一部のように見えるため、報告されない虐待の一つになります。

レストランの従業員が、顧客からわいせつなコメント、不適切な接触、およびその他の形態の性的虐待を受けることは珍しくありません。

レストランの従業員は自分には何もできないと感じていることが多いため、この種の虐待は報告されないことがよくあります。

これが原因で離職や退職につながる社会問題が表面化し度々ニュースなどで取り上げられたりします。

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辞めるための退職理由

退職の際に、誰しもが理想的な理由を持っている訳ではありません。

不満や悩みといったネガティブな要素で退職する方が多く聞かれます。

不遇な場合でも辞職の意思をお店に伝える際にはそれなりに妥当な理由がなければ引き止められたり、店主とのトラブルに発展することもあるので注意が必要になります。

表向きの退職理由を知ることで辞職をスムーズに進めやすくなるでしょう。

他にやりたいことが見つかった

料理と同じくらいやりたいことが見つかったので新しいチャレンジをしたいという前向きな理由を伝えるのも一つの理由になります。

人によっては「では料理人を続けてもいいのでは?」と提案をしてくる店長やオーナーもいるかもしれません。

  • 飲食以外の世界も見てみたい
  • 料理以外に打ち込めることが見つかった
  • 調理以外のスキルを身につけて成長したい

ポジティブな理由を前面に出し、気持ちを熱心に伝えれば相手側も止める理由は無くなります。

さらに高みを目指したいたい

オーソドックスではあるが一般的によく聞かれるのがさらに料理人として成長したいので退職するという理由です。

ただ「成長したいから辞めます。」高ではなく具体的に何が足りなくてどうしたいから辞めるのかまで伝えるようにしましょう。

違う客層のお客さまを接客したいと思った

お店の立地や単価によって顧客の違いを大きくでます。

料理人としてはお客様を選ぶことができないので、違うエリアや客単価の人へ接客することで料理人の幅を広げるたいといった言い方もあります。

  • 高単価の顧客
  • 中級店の顧客
  • 大衆店の顧客

それぞれの客層によって接客態度にも変化を加える必要が出てくるでしょう。

バランスよく求められた接客をするというのは料理人に求められるスキルの一つ。

他のお店で学ぶに値する退職理由になるはずです。

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飲食店を辞めるときの注意点

働いているお店を辞めると決心してから実際に行動に移すまでに気を付けておかなければならないポイントがあります。

退職する際に自分が損をしないように、さらにトラブルに巻き込まれないようにするためにも踏まえておきたい事柄となります。

次の仕事を見つけてから退職する

退職したい気持ちが強くなるほど、できるだけ早いタイミングで仕事から離れたくなります。

  • 毎日の嫌な業務から早く抜け出したい。
  • つらい人間関係から距離をおきたい
  • 今の業務に対してやる気が全く出ない

次の仕事が決まっていない状態で今の職場を辞めると、次の転職先を決めるにあたり誤った判断をする可能性が高まります。

  • 貯金を切り崩しての生活で焦ってしまう。
  • 毎日休みのような気持ちになって怠けてしまう。
  • 気の緩みで転職活動がなかなか進まない。

仕事を辞めたところで転職活動に全力で取り組めるかと言われれば実際はそう単純なものではありません。

先に仕事を辞めてから転職活動をおこなう際は注意点を意識しながら決断するようにしましょう。

退職のトラブル時には音声録音をしておく

飲食店を辞める際にマネージャーやオーナーといった上層部と対立することも少なくありません。

言った言わないトラブルに発展するケースもよくあるので、必ず音声メモで録音しておくようにしましょう。

明らかに法律に違反している事項や一般常識的に考えておかしな点があったとしても、証拠がなければ追求しようがありません。

退職前の面談や話し合いの際は必ず録音をして会話の内容を記録しておいてください。

退職のタイミングが近ければ近いほど、いつでも録音できる状態にしておくのをおすすめします。

確定済みのシフトは入る

シフト提出済みの出勤日は出るようにしましょう。

店側に迷惑をかけないでスムーズに最終日を迎えるためにも、すでに組まれている業務シフトは出勤することで後腐れがないかたちで退職することができます。

離職票や退職証明書といった公的書類の手配も必要になるので、辞めた後の手続きをスムーズにおこなう為にも最後まで与えられた仕事を完了させるようにしましょう。

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まとめ

退職理由は、ポジティブなもので、さらに進路が決まっている状態で告げるのが、一番スムーズです。

もし今の職場から退職を考えるのであれば、先に内定を獲得してから、退職を告げるようにしましょう。

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